資産を運用するにあたり分散投資にするか集中投資にするか、どちらがいいか迷うことがあると思います。分散投資には大きな意味で株式、債権、不動産、コモディティ等に分けることができますし、時間の分散という考え方もありますが、今回は株式の中で分散投資か集中投資かを検討していきたいと思います。
結論
株式投資に分散投資を選択すべき投資家は元々の種銭がたくさんあったり、月々高額の積立等できる人や株式(企業)を研究する時間もあまりない人だと考えます。そのような方は時間を味方にして資産が増える可能性が高い分散投資をするべきであると考えます。ただし、分散投資でも個別株を利用する分散投資(高配当株や優待株)では企業を研究した上で投資をしないと資産が増えない可能性もあるので注意が必要です。
株式投資に集中投資を選択すべき投資家は種銭(運用資金)が少ない人で株式市場で資産を大幅に増やそうとする人だと考えます。ただし、その場合もきちんと企業を研究した上で投資をすることが大前提です。
分散投資
分散投資の定義
この投稿でいう分散投資とは全世界株式やS&P500等の世界や国の成長に投資するインデックス投資と優待株、高配当株や成長株など、色々企業の株式を購入するアクティブ投資をいうこととします。
分散投資のメリット
・世界経済の成長を享受することができる
・分散することにより投資先が複数あることで他の投資先に影響を与えない
・世界経済の成長を享受することができる
インデックス投資では世界経済、国別等で投資を行うため、全世界経済や選択した国がずっと経済的に停滞をすることがなければ、緩やかに成長していくものと考えられます。そのため、時間はかかるものの投資した資金は緩やかに上昇していく可能性が高いです。
・分散することにより投資先が複数あることで他の投資先に影響を与えない
分散投資をするということは色々な企業や国に、もしくは世界全体に投資をすることになります。その全ての投資がうまくいかないということは世界大恐慌等が発生しない限りは起こりえず、一つの企業がうまくいかなくても他の企業が補完をしてくれるという可能性が高くなります。
格言でいうと『卵は一つのカゴに盛るな』ですね。卵を一つのカゴに入れてしまい、それを落としたりすれば全ての卵が割れてしまいますが、色々なカゴに入れておけば、卵は一つのカゴを落としたとしても全部割れないことになりますので他の卵は助かります。まさにその状態を分散投資をすれば体感できることになります。
分散投資のデメリット
・短期では大きく資産を増やすことはできない
・短期では大きく資産を増やすことはできない
分散投資は様々な企業や国に投資をすることとなるため、その投資先の企業や国の平均を享受することとなるため、一つの企業が驚異的な成長をしたとしても全体としては大きな影響を与えることがないため、大きく資産が増えることがありません。
分散投資のまとめ
分散投資は経済の発展を意識して投資を行うことにより成果が出る投資方法であり、そのためには時間が必要になります。毎年成果を出さなければいけない機関投資家と異なり個人投資家は時間を味方にすることができますし時間をかけることにより複利効果も認められます。そのため、個人投資家にはやらない理由がないという、うってつけの投資方法だと思います。
ただ、投資金額が少ない場合は複利で資産運用できたとしてもインデックス投資は平均的な利回りしか享受できないため、40年間5%で運用したとしても種銭の7倍くらいにしかなりません。30年では約5倍です。例えば、30歳の方が100万円年平均5%の利回りのインデックス商品を一括で購入したとすると60歳時には500万円くらいになることになります。
集中投資
集中投資の定義
この記事でいう集中投資とは自分が発掘した投資先企業に集中して購入する(感覚的には自分の投資資産の20%以上)アクティブ投資を集中投資と定義つけたいと思います。チャートによる投資はここでは含めません。
集中投資のメリット
・資産を短期間で増やすことが可能
・資産を短期間で増やすことが可能
集中投資は個別企業に自分の種銭を集中的に投資をすることにより、自分の読み通りとなれば爆発的に資産が増大する可能性があり種銭が少ない投資家には非常に魅力的な投資方法となります。
集中投資のデメリット
・資産が短期間で減少することがある
・資産が短期間で減少することがある
メリットの逆で自分の種銭を集中的に投資をすることにより、自分の読みを外してしまった場合は、資産を大きく減らしてしまうこととなり株式投資から撤退してしまう事態になる可能性も出てきてしまいます。
集中投資のまとめ
集中投資はきちんと企業を研究しないとのるかそるかの博打になってしまいます。集中投資をする場合は投資をしようとする企業をきちんと調べて投資をするべきです。そのため、株式初心者のかたが集中投資を行うことはあまりおすすめできません。
私の投資方法
ちなみに私は自分なりに企業をよく研究し優待株・高配当株・成長株に投資をしていたおかげで期せずとも分散投資を行ってきた形となりました。優待株・高配当株の投資を行ったおかげか分散投資となったためかわかりませんが投資した種銭を減らすことなく、順調に資産を増やすことができましが、爆発的に資産を増やすことはできませんでした。ただ、自分の性格や自分の置かれた環境を考えた際にやはり集中投資は選択できなかっただろうなと思います。自分に企業をみる力を30代の時に信じ切ることはなかなかできませんでした。
まとめ
集中投資は少ない種銭で資産を大幅に増やす可能性があるものの、そのためには企業を詳細に分析して投資を行っていく必要があります。収入や節約で種銭を増やす力を増やせれば、そのような集中投資をしなくても分散投資等で種銭を増やすことも可能です。ただ、何もしなければ株式の恩恵が取れません。
株式が何も分からない初心者の方が株式投資を始めるとすれば、分散投資、特に全世界株式等に投資をする投資信託やETFにまずは種銭を預けて将来の憂いを少しでもなくしつつ、その間に株式の知識や種銭を増やすために、収入を増やすことや節約をすることを行い、それから集中投資を行うべきかなと考えます。