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高配当株投資の心構え[私の高配当株投資法紹介]

高配当株投資とは

高配当株投資とはアクティブ投資の一つであり、株式を所有している株主に企業が経済活動の結果の利益を株主に還元して分配をすることを目的として配当金の株価に占める割合が高い企業に投資をする投資方法です。

40代の時に私はマイホームを購入しましたが、その際にローンは最大限使用し自己資金はほぼ入れませんでした。その代わりに優待株や成長株を売却して高配当株を追加購入し運用することで、ローン金利をカバーしようと考えました。ちなみに私は変動金利で購入しましたが1%以下であったことから、住宅ローン減税(3000万円あれば30万円減税される)と配当金を得ることが資産運用効率から考えて一番いいと考えたからです。20代後半から株式に投資をしていたからか、株式購入価格よりも当時の価格が高かったこともその考えを後押ししました。

高配当株投資のメリット・デメリット

メリット

投資を行っている途中で配当金という果実がもらえる

資産運用を行っていく中で、長期に運用していると株価の上がり下がりに一喜一憂することとなりますが、株を売却しなければキャピタルゲインやキャピタルロスが確定せず、資産が増加しているかしていないかが確定していない状況となります。しかし、高配当株に投資をしていると、株式を所有していれば、配当金という果実を毎年得ることにより資産が増えている実感が湧きます。そのため、投資に対するモチベーションが上がります。

その配当金は同じ企業に再投資をしてさらに資産を増やすことも可能ですし、ポートフォリオのリバランスをするために債権等に再投資を行うことも可能ですし、好きなものを買ったりして生活を豊かにすることが可能です。

デメリット

・キャピタルゲインがあまり期待できない

企業の業績が悪くなり、配当金を減配することがあり株価が下落する

 可能性がある。

配当金には税金がかかってしまう

キャピタルゲインがあまり期待できない

高配当を行っている企業は、いわゆる成熟企業が多く、業績が急上昇する可能性が低く、そのため業績が急激に伸びる成長株と比べると株価の上昇割合が低いことが多く、株価上昇によるキャピタルゲインはあまり期待できないことが多い。

企業の業績が悪くなり、配当金が減配することがあり、株価も下落する可能性がある

企業の業績が悪くなると、利益が出ないことが多く株主に対して利益を還元することが難しくなり配当金を減らす(減配)やなくしてしまう(無配)にすることがあります。配当金がもらえないだけならいいのですが、こうした企業はPER等株を投資するための指標が割高を示すこととなり、そのために株主が株式を売却することにより株価も下がってしまい買値よりも下がってしまう可能性があることになります。

配当金に税金がかかる

配当をもらうと、NISA口座等でなければ配当金に税金がかかり、2021年現在では約20%程度控除されてしまう。ある企業が10,000円の配当を出したとしてももざっくりいうと2,000円が税金として控除され8,000円しか手元に残らないこととなり、何か損をした気がすることとなる。

私の高配当株投資方法

述べてきたように株式を所有していれば、運用途中で配当金として果実をもらえるのは非常に嬉しくなり投資意欲は湧くのですが、デメリットもあるため、私は高配当株についてどう投資をすればいいか考えました。私の場合は私の給料のみで資産運用をしており、その金額は30代のときは毎年150万程度でした。なるべく減らすことなくかつ配当を多くもらえるようにしたいという考えであっっため、デメリットをなるべく消す方向で対応することとしました。私が取った高配当株式の選択方式は以下の通りです。

・自己資本比率が高い企業を探す

・利益を出し続けている企業を探す

・ROEが高い企業を探す

・BPS、EPS、PBRを参考に株価を考える

・自己資本比率の高い企業を探す

投資した企業が倒産をしてしまっては元も子もないので、倒産をしないような企業を探すこととしました。そのため、基本的には自己資本比率が最低でも40%以上ある企業を探すこととしました。

・利益を出し続けている企業を探す

企業の業績が悪くなれば、当然配当に回す利益もなくなるわけですから、コンスタントに利益を出している企業をピックアップしました。その指標としてはEPS(1株当たり利益)を参考としました。過去5年程度のEPS(1株当たり利益)の推移を確認し、安定している企業を探しました。ほぼ、同じような数字になっている企業または少しづつ増えている企業が望ましいと考えました。

・ROEが高い企業に投資する。

ROEとは自己資本利益率といい、自己資本を効率的に投資運用して利益を出しているかを表す指標です。ROEが高いというのは自社の商品の価格を高く設定できる企業ということであり、その企業に価格決定力があるということと考えました。このような企業は概して業務内容が他の企業に真似できないかブランド力がある企業に多いと思ってます。

・BPS、EPS、PBRを参考に株価を考える

BPS(一株当たり純資産)は翌年のEPSから配当を引いた金額を今年のBPSに足した額となるため、過去5年のEPSの平均を算出しました(前の条件でEPSが安定している企業を選んでいるので、そんなにブレがないものと仮定し算出しました)そこから配当を引いて〇〇年後のBPSを想定しました。現在のPBRがどのくらいか算出した上でここ最近の最低のPER(株価が一株あたりの利益の何倍となっているかを算出する指標)を確認し、〇〇年後の株価を仮に算出しました。そして、その金額よりも低い株価である場合は購入する方向で対応しました。

BPSが500円、過去5年のEPSが50円(ほぼこの推移に毎年あった企業)、配当が20円、PBRがここ最近の最低が2倍、現在の株価が1,500円と仮定します。

1年で50ー20=30円、5年で30円×5年=150円がBPSに上乗せされます。

そのため、5年後のBPSは500+150円=650円となり、PBRの最低が2倍ですから、650円×2=1,300円となります。今が1,500円ですから5年後の株価としても最低のPBRで計算すると若干高めとなり、もう少し下がってから買った方がいいとなるわけです。このような考えで私は高配当株を購入していました。まあ、実際はもう少し緩やかなルールで投資をしましたが。そのおかげと株式市場の好調さもあり、投資金額は順調に増加し、住宅ローン減税と配当金のおかげで月々の返済額がかなり助かってます。

まとめ

高配当株は成熟している企業が多く急成長が望めないため、安定的に利益を出す企業を探し出すことが必要だと思います。高配当だからという理由だけで購入してしまうと、配当が減配したり無配になってしまったり、購入株価から下落してしまった際に慌てふためくこととなってしまいます。

そのため、高配当株投資をする場合は、企業をきちんと調べ、購入する単価もきちんと理論立てて購入するくらいの心構えが必要だと私は考えます。自分の大事なお金ですから、自分も安心できるように企業を調べそこに投資をして、大事なお金に働いてもらいましょう。

 

 

ABOUT ME
つかさゆう
アラフィフの会社員です。妻と高校生・中学生の子供2人の4人家族です。1990年から金定額積立を始め、その後、日本株式を中心に株主優待投資と成長株投資をメインに資産形成をしてきました。近年、米国株の取扱い証券会社が増え手数料も安くなってきたので米国株も投資し始めてます。また、最近は個別株と共にインデックス投資にも投資しています。暗号通貨も投資してます