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アクティブ投資

個別株によるキャピタルゲイン目的の投資はどんな投資家でも大丈夫?

結論(個別株のキャピタルゲイン目的は最低限の知識が必要)

個別株によるキャピタルゲインを目的とする投資はインデックス投資やインカムゲインを目的とする投資よりもうまくいけば短期間で資産を増やす効果が大きい反面、自分の株式投資の分析がうまくいかなかった場合には資産運用を失敗する恐れつまり資産を減らしてしまう恐れがあります。

ハイリスク・ハイリターンであると考えられ、私はこの投資方法を目的とする投資家の場合は企業の業績の分析やチャート分析等、かなりの知識を得ることが必要と考えます。そのため勉強する時間が取れない投資家が資産運用のメインとしてしまうにはハードルがかなり高いと考えます。その代わりきちんと分析を行い、その分析が理にかなっていると短期でも長期でも資産を増大させる可能性がかなり高い投資法だと考えます。

始めに

まず、キャピタルゲインを説明する前に株式のアクティブ投資とは何かを考えます。アクティブ投資とは基本的には上場している会社の業績、資産内容、事業内容、配当施策等を調べ、それが自分が望むあるいは許容できる範囲の場合に投資を行い、許容できない範囲になったら売却する投資方法と定義したいと思います。

アクティブ投資

そのアクティブ投資には大きく分けると2つの投資方法に分けられます。

第一に投資途中での資産を受け取る投資方法(インカムゲイン)、第二に株価の上昇により資産増大を目指す投資方法(キャピタルゲイン)です。

インカムゲイン

第一の投資途中での資産を受け取る投資方法(インカムゲイン)は優待株投資や高配当株投資が考えられます。別稿で概略を記載してます。

キャピタルゲイン

今回考えていく、第二の株価の上昇により資産増大を目指す投資方法(キャピタルゲイン)はチャート投資、バリュー株投資、成長株投資とIPO株投資等になると考えてます。

一般的で一番分かりやすいイメージとしては、あの会社の株式に〇〇円で購入したら、△△円上ったので、□□円で売って儲かったというような事象が当てはまります。このようなキャピタルゲインを目的とした投資方法について、先ほど挙げた代表的な投資方法をみていきたいと思います。

チャート投資

チャート投資とは日々の株価の変動になんらかの法則を見つけ、その法則にしたがって売買を行う投資方法です。ローソク足、MACD、RSI等の指標を単独または色々組み合わせて行います。キャピタルゲインというとこのチャート投資をイメージする人が多いと思います。

この投資方法はFX、暗号資産、商品先物等価格が変動するもののであれば何にでも対応できることや指標の特性を勉強してそれをそのまま採用して使用したり自分なりに色々組み合わせ使用したりでき、短期で資産を大幅に増やすことが可能です。逆を言えば短期で大幅に減らすことも可能ということです。

バリュー株投資

バリュー株投資とは企業の価値より低く市場が評価されている場合にその評価が見直されることを期待して投資する方法です。

バリュー株投資の典型例としては低PBR株投資が挙げられます。PBRとはPrice Book value Ratioといい、日本語で言うと株価純資産倍率となります。会社の1株当たり純資産に対して株価は割安か、割高かを測ることが出来る指標です。

例えばある企業が1株当たり1,000円の資産があり、500円の株価の場合、PBRは0.5となります。その資産が全部現金であれば(そんなことはあまりありませんが極端な例として考えます)、500円の株を購入することで1,000円の現金が購入できることとなるため、非常に割安と考えられます。その株を購入し市場がその価値を見直し株価が上ったら売却して利益を得るという方法です。

この方法は市場がその企業の評価を見直せば株価が上がることとなりますが、見直されない場合はそのまま株価が上がらないリスクを抱えることとなります。

成長株投資

成長株投資とは企業の成長とともに売り上げ等が上っていくため、それと同じように株価も上昇していくことを期待して投資する方法です。

今で言えば、アメリカ株で言えば、テスラやアルファベット (Googleの親会社)のような最先端の技術をもつ企業や流行している企業に投資をしてその成長を享受し、それに伴い株価も上がり売却することで利益を得るという方法です。

この方法は企業の最先端の技術や成長を期待して投資する方法であるため、その企業の技術が陳腐化したり、そもそも世界がその技術を必要としない場合は企業は成長せず、当然にその株価は上がらないリスクがあります。

IPO株投資

IPO株投資とは、未上場企業が、新規に株式を証券取引所に上場する時に未上場企業の株式を証券会社を通じて公募し一般投資家に売り、その株が証券取引所に上場した際に値上がり益を期待して投資する方法です。

概して、一般投資家に販売される株式数が少ないため、IPOの株は大体初値で公募価格より値上がりすることが多いです。こちらについても市場が冷え切っている場合や公募価格が高すぎる場合等は公募価格割れの事態を招くことがあります。

まとめ

個別株によるキャピタルゲインを目的とした投資はインデックス投資よりも色々勉強することが多く勉強したとしても必ず自分が見込んだ通りにいかないこともあります。

ただし、個別株によるキャピタルゲインを目的とした投資はインデックス投資やインカムゲインを目的とした投資よりもうまくいった場合には資産を短期間に大幅に増やすことができる投資方法だと思います。

この投資方法はハイリスク・ハイリターンであるため、短期では株式投資の知識が全くない人の資産運用としてはあまり適さないものと考えます。ただし、株式投資の知識を習得したうえで、バリュー株や成長株等に投資できればキャピタルゲインをインデックス投資以上に得ることが可能であり、副業等ができない人など資産運用に回せる資金が少ない人には株式投資に対する投資方法として一考する価値がある投資法だと思います。

 

ABOUT ME
つかさゆう
アラフィフの会社員です。妻と高校生・中学生の子供2人の4人家族です。1990年から金定額積立を始め、その後、日本株式を中心に株主優待投資と成長株投資をメインに資産形成をしてきました。近年、米国株の取扱い証券会社が増え手数料も安くなってきたので米国株も投資し始めてます。また、最近は個別株と共にインデックス投資にも投資しています。暗号通貨も投資してます